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2024.03.11
釈尊-四門出遊と根本原理!?

こんにちは!弘前店の佐々木です。

まずは宣伝から・・・

9日より「春のお墓なんでも相談会」を開催しております!

ぜひこの機会にご相談ください。

お待ちしております。

・・・ということで本題です。

 

お釈迦様の誕生は「凄い!」

仏教と聞いてまず思い起こされる人と言えば・・・

そうです!「お釈迦様=釈尊」ですよね。

釈尊は、本名をゴータマ・シッダールタといい、

ネパールの国・シャーキャ族の王子として生まれました。

母親(摩耶夫人)の右のわきから生まれ、

すぐに立ち上があったのち7歩あゆみ、

天と地を指差し「天上天下唯我独尊

(天上天下にわれほど尊いものはない)」と宣言しました。

この逸話はご存じの方も多いと思います。

 

人間の基本的な問題とは

その後、釈尊は叔母のマハープラジャーパティーに育てられ、

12歳の時に「弱肉強食」の世界を目の前にし

瞑想にふけるようになります。

釈尊の父、浄飯王はこの様子を案じ出家への道を諦めさせようと、

釈尊に毎日贅沢に満ちた生活を過ごさせました。

そんなある日、父王の勧めで釈尊は城の外へ遊楽に出ます。

そこで見たものとは・・・

まず東の城門から出たとき、見るからに衰えた

老人に出会い遊楽の気持ちも失せてしまいます。

次に南の城門から出た時は、病に苦しんでいる人に出会いました。

三度目に西の門から出た時は、死者を運ぶ行列に出会い、

そして四度目の北の城門を出た時一人の沙門(出家修行者)に

出会ったのです。

釈尊はその沙門の確固たる信念をもって生きる姿に感動を覚え、

出家への決意を強固なものへとしていったのです。

これが「四門出遊(しもんしゅつゆう)」というエピソードとして

語られるようになったのです。

まさに釈尊が目にしたものは「生老病死」という

人間の生命の基本的な問題を表現しています。

釈尊の教えでは、この「生老病死」の他に、

四つの苦を合わせた「四苦八苦」という言葉があります。

これは仏教の根本原理の一つだということです。

 

四苦八苦の考え方

四苦

生:生まれる苦しみ

老:老いる苦しみ

病:病気になる苦しみ

死:死ぬことへの恐怖の苦しみ

 

八苦

愛別離苦(あいべつりく)

:愛しているものと別れなければいけない苦しみ

怨憎会苦(おんぞうえく)

:会いたくない人に対峙しなければいけない苦しみ

求不得苦ぐふとくく)

:求めても満足に得られない苦しみ

五陰盛苦(ごおんじょうく)

:肉体にも心にも苦しみが起り、そこから逃れられない苦しみ

 

人生は確かに苦しいことばかり・・・

でもその先には必ず楽しいことや嬉しいこともあるはずです。

せっかくなので楽しみたいと思います。

 




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