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解体付き墓つくり
2025.03.10
お墓の後ろにある細長い木の板の意味

お墓の後ろに立ててある細長い木の板の名前は、「卒塔婆」と言います。

卒塔婆は仏教を開いたお釈迦様の遺骨を納めた塔の、「ストゥーパ」が由来だと言われています。

ストゥーパの音に合うように漢字を当てはめたところ、卒塔婆になったようです。

では、お釈迦様の遺骨を納めた塔が、現代の日本ではなぜ木の板になったのでしょうか?

日本に仏教が伝わったのは6世紀で、時が経つにつれて卒塔婆の形や役割が変化したと考えられています。

昔の日本において卒塔婆はお墓としての役割を持っていて、石や木で作られた塔のお墓を卒塔婆と呼んでいたそうです。

本来のストゥーパが遺骨を納める塔だったことを考えると、卒塔婆がお墓というのは納得できるのではないでしょうか。


お墓は身分を問わず必要なものですが、庶民にとって塔のお墓を用意するのは色々と難しいので、形が簡略化されて現在の木の板になったそうです。

現代の卒塔婆は「追善供養(ついぜんくよう)」という役割をもっています。

卒塔婆を立てるのは善い行いとされており、亡くなった人が極楽浄土に行けるよう生きている人が卒塔婆を立て、善行を積むという仕組みです。

ただの木の板だと思っていたが、立てること自体が善行とされるほど尊いものだことには驚きました。

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