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解体付き墓つくり
2023.09.07
お彼岸のお供え物と言えば、「おはぎ」や「ぼたもち」を連想する方も多いのではないでしょうか。


●春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」
まずは「おはぎ」ですが、春と秋とで呼び名がそれぞれ変わります。
とは言っても、もち米とあんこを使った食べ物である事に違いはありません。
春は「ぼたもち」と呼んで、漢字で書くと「牡丹餅」。
秋は「おはぎ」と呼び漢字で書くと「御萩」になります。
この呼び名は、それぞれの季節のお花に由来しています。

●「ぼたもち」と「おはぎ」の違い
では、「ぼたもち」と「おはぎ」ではいったい何が違うのでしょうか?
一番の違いとしては「あんこ」です。
「こしあん」なのが「春のぼたもち」で、「つぶあん」なのが「秋のおはぎ」です。
その大きさにも一説あって、春は牡丹の花のように大きく丸く、秋は萩の花のように小さく上品に俵型とされています。
あんこの種類が違う理由としては、あんこに使用される小豆の収穫時期にあります。
小豆は種まきが春4月~6月、収穫が秋9月~11月。
秋のお彼岸時期は収穫したばかりの小豆で「おはぎ」を作ります。
収穫したての小豆は皮までやわらく食べられるため、粒あんとして使用します。
春まで保存した小豆は皮が固くなってしまうため、皮を取り除き こしあんとして使用するため、あんこの種類も変わってきます。

●なぜ、お彼岸に「おはぎ・ぼたもち」をお供えするでしょうか?
お彼岸に「おはぎ・ぼたもち」をお供えする由来は、諸説ありますがその内の一つが、
小豆の赤い色には魔除けの効果があると古くから信じられており、邪気を払う食べ物としてご先祖様にお供えされてきました。
また「もち米」と「あんこ」2つの物を「合わせる」言葉の語呂から、ご先祖様の心と自分たちの心を「合わせる」という意味もあるそうです。
昔は現代のように甘くて美味しいスイ―ツは誰でも食べられる時代ではなく、特に「さとう」が貴重であったため、その「さとう」を使用した食べ物は大変貴重でした。
昔より日本人は、お彼岸というご先祖様へと通ずる特別な期間に、魔除けである小豆と高級品である砂糖を使って「おはぎ(ぼたもち)」を作り
ご先祖様へとお供えをして、感謝の気持ちと一緒にいろいろな願いやお祈りを捧げていたのだと思います。
今も昔と変わらずにご先祖様を大切にする思いだけは変わらずにしていきたいと思います。

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