2023.09.04
戒名
こんにちは、大澤です。
やまと石材でも、たくさんの方々から
「戒名」「法名」の文字彫刻の御依頼を頂きます。
「戒名(法名)の料金が高いし、よくわからなくて・・・」
というお話しをお聞きすることがあります。
たしかに、戒名(法名)やお布施などの値段はよくわかりませんよね。
また、お客様から戒名(法名)を彫るとき
「墓石や墓誌を、工場へ運んで彫るんですか?」と聞かれます。
やまと石材では、戒名(法名)やちょっとした彫刻などをするときは
工場へ運ぶ必要はなく、現地で墓石や墓誌を動かさずに
彫っております。
それでは、亡くなったときにいただく、戒名(法名)とはなんなのでしょうか?
ある本によりますと
世俗の生活(俗名)をすてて
仏教の信仰に生きる仏弟子になった「あかし」
としていただく名前、なのだそうです。
たまに、生前に戒名をいただく方もいらっしゃいますが
その方々は、生きていながら仏弟子になられた
ということなのですね。
普段、なにげなく見ている戒名ですが
いろいろな、ありがたい意味や、故人の生前の足跡を表しているとおもうと
一つひとつの文字の持つ意味を、感じる必要があると改めておもいます。
故人に「戒名」や「法名」をつけて、あの世で仏様となり
安らかに往生してもらう、という仏教の「死者を救う」理念が
大切なのでしょうね。
それでは、ごきげんよう。