こんにちは。佐々木です。
普段何気なく行っている動作が実は違っていた!
・・・よくあることですよね(私だけ?)
ということで今回は「焼香の作法」について
お話ししたいと思います。
仏式の通夜や葬儀では、僧侶による読経と同じように
大切なのがご焼香です。
焼香には霊前を清め、敬けんな心で仏様のご冥福を
祈る気持ちが込められています。
一般的には通夜や法事では線香を、
葬儀や告別式では抹香が使われることが多いようです。
線香による焼香
1.ご遺族、僧侶に一礼した後、遺影に向けて一礼です。
2.線香は右手で持ち、火を付けます。
3.火が付いたら左手であおぐか、線香を軽く振って消します。
(息は吹きかけないようにしましょう)
4.1本ずつ香炉に立て、合掌です。
抹香による焼香
1.右手の親指・人差し指・中指で抹香をつまみ、
目の高さまで掲げます。
(浄土真宗は香を額に掲げず、そのまま香炉に落とし入れます)
2.抹香を静かに香炉へ落とします。これを1~2回繰り返します。
3.再び仏様に合掌、一礼し、少し下がって遺族に一礼をします。
焼香の回数って何回すればいいの?
まさに「いまさら聞けない作法ではないでしょうか!?
「自分の宗派は知っていても、〇〇宗はどうするの?」
・・・まさに私の事です。
先にも述べましたように焼香には、お線香と抹香があります。
宗派によっても多少の違いはあるので、次の表をご参考に・・・
宗派 | お線香 | 抹香 |
天台宗 | 3本立てます。 | 3回行います。 |
真言宗 | 3本立てます。 | 3回行います。 |
浄土宗 | 1本立てます。 | 3回行います。 |
浄土真宗 本願寺派 | 1本を2つに折って火を付け、横に寝かせます。 | 1回行いますが、額には押し頂きません。 |
浄土真宗 大谷派 | 1本を2つに折って火を付け、横に寝かせます。 | 2回行いますが、額には押し頂きません |
曹洞宗 | 1本立てます。 | 1回目は押し頂き、2回目はそのままくべます。 |
日蓮宗 | 1本、もしくは3本立てます。 | 1回行います。 |
いかがでしょうか。色々な作法がありますが、
基本的には同じですので、慌てずに落ち着いて行いましょう。
何より大切なのは、仏様を偲ぶ気持ちですよね。