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2023.11.02
大仏さまについて その1
今回は日本にどんな大仏さまが居るのかご紹介したいと思います。


仙台大観音

仙台市に住まわれている方はもちろん、仙台を訪れた多くの人が一度は目にしていると思われる巨大な観音像をご紹介します。
大仏の中でも異色を放つこの仙台大観音はパワースポットとしても有名なので、一度行ってみてほしいです。
異色を放つと言いましたが、この観音さまは中に入ることができます。ただそれだけでは、他の大仏と変わりはありませんが、
飾らないその見た目とは裏腹に他には無い空間が仏像の内部に隠されています。

正式名称は仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)と言い、大観密寺の境内中央に建つ大観音像です。
身の丈92メートル、台座を含めると地上100メートルあります。この「100」という数字は1989年(平成元年)4月1日に政令指定都市に移行した仙台市が同時に市制100周年を迎えたことに因んでいるそうです。

台座にある胎内への入り口は龍の口(登龍門)を模しており、正面からは観音が龍に乗っている様に見えます。胎内は60メートルの空洞に12層に分かれた展示スペースがあります。12層には大観音の腹側と背側に展望窓が設置されていて、各々都心部側と泉ヶ岳側を望むことが出来ます。各層には三十三観音・十二神将・百八体仏などが収められています。内部にはエレベーターが設置されておりますので、直接12層までエレベーターで昇り、螺旋通路を下りながら各層に展示されている仏像を観覧することができます。高いところが苦手な方にはあまりお勧めできませんが、すべての層が吹き抜けとなっていますので、最上層から臨む胎内は神秘的な感覚を与えてくれると思います。

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