2023.12.18
ブッダについて。
・ブッダって何者?
日本には9000万人の仏教徒がいると言われていますが、その開祖であるブッダについて詳しくご存じの方は多くないのではないでしょうか。
まずはブッダの名前についてです。ブッダとかおシャカ様とか、仏様とか、いろんな名前で呼ばれていますが、その本名はゴーダマ=シッダールタといいます。
彼はおよそ2500年前に、シャカ族の国の王子として誕生しました。ブッダ(仏陀)という呼び名は本来、悟りを開いた者に与えられる称号なのです。
・ブッダのエピソード①
彼はシャカ族の王家の長男として生まれたのですが、生母であるマーヤ妃の右脇から生まれ出て、その後すぐに7歩あるき、右手を上に、左手を下に向けて「天上天下唯我独尊」と言い放ったそうです。
これはもう、庶民の我々からすると到底理解できないシチュエーションです。確実に後世の人が盛りに盛り付けた話です。ここまで盛大にやられると、熱心な仏教徒でさえ苦笑いになってしまうくらいです。
・ブッダのエピソード②
スーパーベイビーとして誕生したブッダですが、彼の実家は王族であるため、当然ながら贅沢三昧をして暮らします。16歳で最初の奥さんをゲットし、その後なんと3人もの奥さんに囲まれるハーレム生活を堪能します。
しかし、彼の心の中では「俺こんな暮らししてていいのかな~」と悩むようになり、とうとうブッダが29歳になったとき、すべての地位を捨てて修行僧になってしまいます。
そしてそこから6年もの間、めちゃめちゃ苦しい修行を続けたそうです。
・滝に打たれる(滝行)
・ずっと何も食べない(断食)
・ずっと座ってる(座禅)
・限界まで呼吸を止める(?)
・体の中心を意識して片足で立ち続ける(??)
後半2つの修行は少し?です。
片足で立ち続けたその限界から見えてくる世界というものはあるんでしょうか。苦行の世界というものはなかなか難しいです。
・ブッダのエピソード③
6年もの間苦行を続けたブッダですが、6年が経過したある日、突然こう考えるようになりました。
「こんな苦しい修行は意味がない」
そう言って修行をやめてしまったそうです。彼はとてつもない贅沢な暮らしと、死ぬほど苦しい生活の両方を経験した上で、そういう極端な行いはどちらも意味がないということに気づいたそうです。
どの方向にも偏らない中道(真ん中)を見つけることだ大事ですよーという教えが、その後の仏教のコンセプトにもなっています。
その後ブッダは一人で瞑想に入り、悟りを開いて正真正銘の仏陀になったと言われています。